■少人数制 | ||
厚生労働省の規定では、養成校の教員数の配置は教員2人に対して学生40人と規定していますが、本校の場合は教員2人に対して学生20人にして、教員・学生間の距離を短くし、極め細やかに対応できるようにしています。 |
■授業評価 | ||
質の高い授業を提供するために授業評価を導入しています。 教員の授業の進め方に対して、学生の希望や意見、感想を入れて評価し、それを授業に反映します。 |
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■卒業研究(事例研究) | |
介護福祉士は専門職です。卒業後も常に新しい情報を取り入れ、また問題意識をもち研究を通して自己研鑽を積んでいかなければなりません。新しいことに取り組み、発見することはとても楽しいことでもあります。授業や介護実習の場面から感じた問題をテーマとし、ひとりひとりが教員の助言を受けながら研究し、その成果を発表します。研究発表会では、クラスメート、後輩、教員とたいへん活発な意見交換がなされています。 全ての研究を掲載した「集録」は卒業記念として、卒業時に学生に手渡されます。 |
卒業研究 (事例研究) テーマ 一覧 ※クリックすると抄録を見ることができます(準備中) | ||
1群 【日常生活援助に大切なこととは・・・】 | ||
1 | 施設における食について 〜楽しい食とは〜 | |
2 | 介護福祉士が出来る食生活からのQOLの向上 〜施設の集団生活で出来る工夫〜 | |
3 | 高齢者の衣服に関する研究 〜将来、介護福祉士を目指す学生の衣服に関する意識調査を通じて〜 | |
4 | 幻視のある認知症の高齢者への関わり方について 〜第3段階実習で受け持ったNさんを通して〜 | |
5 | 利用者の意識を尊重し、ADLを高めるためには 〜Hさんの事例を通して〜 | |
2群 【広い世代にみた介護の認識の違い】 | ||
1 | 一般の人の介護サービスを捉える認知度について | |
2 | 高齢者にとって優しい街、過ごしやすい街 〜「おばあちゃんの原宿」巣鴨を通して〜 | |
3 | 認知症(痴呆)高齢者がよりよく生活するためには 〜高校生の意識調査を通して〜 | |
4 | 高齢者教育の在り方について 〜その実情とあるべき姿〜 | |
5 | 団塊世代の介護ニーズをふまえたこれからの介護 | |
3群 【利用者の人権・人権の尊厳に基づいた介護のあり方】 | ||
1 | 特別養護老人ホームにおける拘束の現状に対する介護職員の認識 〜実習生へのアンケート調査を通して〜 |
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2 | 身体拘束はなぜ行われるのか 〜身体拘束をしない介護を目指して〜 | |
3 | ADL・IADL・QOLを循環させる介護とは何か | |
4 | ターミナルケアについて | |
5 | ターミナル期の利用者に携わる家族 | |
6 | 高齢者施設における職員と利用者のコミュニケーションについて 〜利用者を尊重し、自立を促すという視点に注目して〜 |
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7 | 「人間らしさ」と「個人を尊重する」介護とは何か | |
4群 【利用者に必要な生活の活性化材料】 | ||
1 | レクリエーション活動の認知度について 〜地域レクリエーションのこれから〜 | |
2 | 特別養護老人ホームで行われるレクリエーションについて | |
3 | 介護職による今後のリハビリテーションにつながるレクリエーションとは 〜要介護度1と5の比較を通して〜 |
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4 | 高齢者施設のリハビリテーションについて | |
5 | 特別養護老人ホーム内における高齢者の恋愛観と現代的若者の恋愛観の相違について | |
5群 【介護者の心身の健康管理・運営のあり方】 | ||
1 | 日本の高齢者福祉政策の動向から見た今後の介護サービス提供への影響について 〜高齢者福祉政策の先進国との比較を通じて〜 |
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2 | 特別養護老人ホームの運営について | |
3 | 従来型施設でユニットケアを実現するには | |
4 | 福祉施設における介護職員の腰痛の実態 | |
5 | 増加する介護職員のストレス 〜サービスの質を確保するために〜 | |
6群 【ノーマライゼーションの確立を目指して】 | ||
1 | 障害者の性に関する介護職員の意識の持ち方 | |
2 | 視覚障害者の介護 〜中途視覚障害者の地域での暮らしについて〜 | |
3 | 精神障害者が在宅で自立した生活を送るために 〜利用者Mさんを通して〜 | |
4 | 障害者の方が住みやすい環境について 〜事例Hさんを通して〜 | |
5 | 補助犬の必要性について 〜補助犬の問題点や介護者との違いについて考察する〜 |
「事例研究を振り返って」 | 2年 名島 愛里 | |
事例研究に取り組んだこの1年を振り返ると、長かったようであっという間だった気がする。ちょうど去年の今頃、4期生の先輩達の事例研究発表会を聞いて「自分にこんな研究が出来るのだろうか」ととても不安になった。夏頃になっても研究テーマが定まらず、何度も悩み、やっと決まったテーマがユニットケアについてだった。実際にユニットケアを行っている施設を訪れた時、あまりのギャップにショックを受けた事と、就職する予定である特別養護老人ホーム好日苑が4月からユニットケアを行うということで、予習の意味も込めて研究を行った。しかし私は今まで「研究」を行った事がない。どのように進めていけばよいのか分からずに先が見えない時期もあった。友川先生に研究方法について相談し、実際に研究に取り組んでからは本当にあっという間だった。研究を進めていく過程で、様々な知識が身に付く事が自分にとってとても心地よく、次第に「研究は楽しい」と思うようにもなった。担当の古屋先生の所へも数えきれないほど通った。 反省点として、発表の方法をもっと工夫すればより発表が伝わりやすかったのではと思った。他の人たちの発表を聞いて、自分もパソコンや資料を用いて行えば良かったと感じた。 発表会の途中、私は一昨年の4月の宿泊研修でのワークショップのことを思い出した。入学したばかりで介護について何も分からない状態で行った初めてのグループワーク。そこから2年間が経ち、皆が発表している姿を見て、私は目頭が少し熱くなった。東京聖星の5期生で良かったと心から思えた。クラスメイトの支えがとても大きかったという事に気づいた。 |
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