造形表現
馬場 伸子
T. 講義概要
1.履修の意義(目的やねらい)
ものの形や色に喜びを感じる心、感性は人間が生まれながらに持っている、優れた資質であり、人間が生きていく上でとても大切な役割を持っています。
造形表現では色や形、材質等を表現手段とした活動を通して、表現の楽しさや喜びを知り、人間の生きる力ともいえる感性を豊かにしていこうというねらいがあります。
2.履修内容(主題、目標、主要テーマ)
基礎的知識や技能と関連しながら、現場で役立つ実践的な内容を取り入れてます。老人・障害者に幅広く対応できるように簡単なテーマから応用的なテーマへ発展させて、柔軟な創意工夫を身につけ、それを応用できる豊かな感性の持ち主であってほしいと思います。
いろいろな素材との出合いを通して、その表現効果を体験し、それらを活かす工夫の大切さや面白さ、楽しさを味わって下さい。老人、障害者の感性、表現意欲を高めるためには、介護者自身が造形活動の楽しさを知り、自身の造形表現能力の可能性を伸ばしてほしいと思います。
3.授業方法(授業形式・形態や授業の進め方等の方法)
各課題ごとに最初にねらいや技法の手順等について板書や作品提示等によって説明し、その後、各自の制作活動に入る実技の授業です。
U. 教材やテキスト
教科書は特に使用しませんが、テーマごとに必要な教材等は事前に指示します。
また、まとめて購入する教材は教材費として年の始めに集金します。
V. 評価方法や基準等
出席・授業態度・課題作品等で総合評価します。
W. 履修上の留意事項(注意事項、厳守すべきルール等)
1.造形は人間に生まれながらに持っている根源的能力です。自身の能力や可能性を引き出せるかどうかは本人の意欲と努力次第です。
2.すでにあるものの模倣ではなく、自分自身で工夫する力を身につけましょう。自分らしい表現をすることは想像力を育てる上でとても大切です。
3.欠席遅刻は極力避けましょう。課題内容がわからなくなったり、材料の受け渡し、評価等に支障が出ます。
4.課題に応じた用具、材料の準備が必要不可欠な実技の授業です。介護を目指し学ぶもののマナーとして、各自が必ず準備するように心がけて下さい。
5.制作の進度に個人差がでますが、次の課題や行程の理解に全体で望めるようにしましょう。