情報機器の操作

越川 徹郎

 

T.講義概要

1.      履修の意義:実務に役立てることを目標に、パソコンの操作を学びます。

2.      履修内容皆さんもご承知のとおり、今日、私たちを取り巻く社会は、パーソナルコンピュータ(パソコン)をはじめとする情報機器なくしては、成り立ちません。とすると必然的に、皆さんが今後社会に出て行く上でも、情報機器を使いこなす能力は必要不可欠であるといえます。

 そこでこの授業では、

1.            パソコンを使って仕事をする能力(書類作成、情報管理など)

2.            情報を収集し活用する能力

3.            情報機器を活用し、楽しんで生活に生かす能力

 これら3つの能力を身につけることを目指します。

3.      授業方法:主に演習になります。課題を作成しながら、適切なパソコン操作方法を学びます。

 

U.教材やテキスト

  『できるWord&Excel&PowerPoint2000』 インプレス 2003年

超図解ACCESS 2000 for Windows基礎編』 エクスメディア 1999年

それぞれ参考書として捉えてください。各ソフトの知識がない人は購入すること。

 

V.評価方法や基準など

            出席重視

            最後に課題作成試験を実施します。

            詳細は初回講義内で説明。

 

W.履修上の注意

            機器を使用する際は、ルールを守ること(随時指導します)。

            飲食など厳禁(精密電子機器を扱う上での基本)。

            その他機器類に影響を与える行為は禁止。

            パソコン教室(3号館6F)へは、西側昇降口より入り、靴を履き替えてくること。また、階段、廊下では静かにすること。

授業計画

テーマ

授業項目

授業内容と方法など

授業の準備

1

はじめに〜

ウィンドウズとパソコンの基礎 

概要

受講上の注意

シラバスをよく読みましょう。

コンピュータ社会の現状

基礎知識

パソコンの仕組み

基礎用語

機器類の名称をおぼえる

(本体、モニタ、ドライブ、マウス、キーボードなど)

メディア(記録媒体)の名称をおぼえる

(ハードディスク、フロッピーディスク、CDなど)

起動と終了   

パソコンを使い始めるときの操作〜ログオン

パソコンを使い終わるときの操作

重要な用語

ソフトウェアとハードウェアの違い、意味

ウィンドウズとは

@OS(基本ソフト)とは

AOSの種類とその違い

アプリケーション(応用ソフト)とは

操作の基礎

マウスの使い方

@クリックとダブルクリックの意味と目的

Aドラッグとドロップの意味と目的

Bマウス操作の練習

文字入力

文字入力の切り替え

@「ローマ字入力」と「かな入力」

A「英数字」と「仮名・漢字」

キーボードの使い方

@各「キー」の役割

A複数のキーを組み合わせて文字を打つ

文字を入力の練習

漢字に変換する

ファイルの管理

ファイルとは

アイコンの意味と役割

ファイルを「保存」する、ファイルを「開く」

ファイルの保存先を指定する

ファイルを移動する

2

ワープロ

基礎知識

ワープロソフトの種類と目的、できること

身の回りの公的文書を探してみましょう。

 

文字入力

文章を書く

 

書式設定

文字の字体とサイズを変更する

 

文字のスタイルを変更する(太字、斜字、下線)

 

文字の配置と色を変更する

Word」の基礎

編集

カット(切取)、コピー(複製)、ペースト(貼付)

テクニックを使う

 

〜「お知らせ

文書」の作成〜

レイアウト

用紙サイズを決める

 

文字数と行数を整える

 

余白を設定する

 

印刷

印刷プレビュー画面で印刷結果を最終チェック

 

印刷の諸設定(用紙サイズ、枚数等)

 

印刷する


 

3

ワープロ

罫線と表

簡単な表を作る

前回使ったテクニックを復習しておきましょう。

 

罫線の種類を変更する

Word」の基礎

図形

簡単な図形を描く

 

@直線を引く

〜「お知らせ文書(別添資料)

A矢印を引く

の作成〜

B四角、丸を描く

 

C色をつける

 

練習問題 「入所申込書」

4

ワープロ

美しい文書

簡単なイラストを挿入する(クリップアート)

前回使ったテクニックを復習しておきましょう。

 

Word」の応用

写真を挿入する(スキャナで取り込む)

 

タイトルを工夫する(ワードアート)

〜ポスターの

作成〜

練習問題

 「年賀状」

5

表計算

基礎知識

表計算ソフトの種類と目的、使い方

 

基礎用語

表の構成単位の名称をおぼえる

 

(セル、行、列、シート、ブック)

 

データ入力

データを入力する

Excel」の基礎 T

セルの書式 @

数値の単位を自動的に付加する(\、時、年月日等)

 

編集と挿入・削除

セル、行、列を挿入、削除、移動する

〜体温測定

結果表を作る〜

セルの書式 A

セル内の文字の位置や字体、サイズを指定する

 

複数のセルを結合して大きなセルを作る

 

自動入力

同じデータ(文字、数値)を複数のセルに入力する

 

連続する数値(1.2.31.2.3時等)を自動的に入力する

 

6

表計算

表計算と関数

数値の計算

 

@加算、減算

Excel」の基礎 U

A複数のセルの数値を全加算する(サム)

 

Bその他関数式を利用して自動計算する

〜身体測定

結果表を作る〜

グラフ

入力したデータをグラフで表示する

 

@グラフの種類を選択する

 

Aグラフ化するデータを指定する

7

表計算

表示機能

条件付書式

 

@規定した数値を超えたら表示方法を変える

 

A規定した数値であれば表示方法を変える など

 

Excel」の応用 

便利な関数

生年月日から満年齢を導く など

8

 

〜一覧表を

作る〜

データ処理

データの順番を並べ替える

@五十音順

A数字順

データの検索

@指定した範囲(数値等)にあるデータを検索する

A指定した値(数値等)のデータを検索する


 

9

データベース

データベースの説明

データベースの種類

前回使ったテクニックを復習しておきましょう。

 

パソコンで管理するデータとは何か、考えてみましょう。

 (例)住所録、物品管理簿、など

 

 

@カード型データベース

 

 

Aリレーショナルデータベース

 

 

基礎用語

主要なデータベースオブジェクト

 

 

(テーブル、クエリ、フォーム、レポート等)

 

 

ACCESS」でデータ管理

 

その他

 

(リレーション、ほか)

 

テーブルの作成

フィールドを作る〜データ型の指定

主キーの設定、インデックスの設定

10

 

フォームの作成

見やすい入力画面を作る

 

 

オートフォームを利用

 

 

データ入力

データの入力

 

〜介護サービス管理用D.B.

作成〜

 

 

 

クエリの作成

リレーションの設定

選択クエリウィザードを使う

クエリの実行

レポートの作成

レポートを使って印刷画面を作る

 

11

データベースの拡張

テーブルの追加

 

クエリをさらに応用

データベースの操作

検索

 

12

インターネットとEメール T

インターネットの

 基礎知識

インターネットの仕組みと成り立ち

前回使ったテクニックを復習しておきましょう。

 

あなたのインターネット利用法を考え見ましょう。

 

基礎用語

 

@アップロードとダウンロード

 

Aサーバと端末、ホストコンピュータ

 

Bさまざまなアドレス

 

Chtmlとは

 

Dユーザー名とパスワード

 

Eリンク

 

ネット社会のルールと注意

 

ホームページの閲覧

ブラウザとは、その種類

 

Internet Explorerの使い方

 

インターネットで必要な情報を検索する

 

リンクをたどっていろいろなホームページへ

 

便利なホームページ紹介

 

13

インターネットとEメール U

Eメールの基礎知識

Eメールの仕組み

 

基礎用語

 

@メールアドレスの構造(アカウント、ドメイン)

 

Aメールサーバ

 

Eメールの送受信

メールソフトの種類とその違い

 

Outlook Expressの使い方

 

メールを送ってみよう

 

@宛先〜TO、CC、BCCとは

 

A件名の入力

 

B本文の作成

 

C署名を添える

 

Dファイルを添付する

 

14

試験

 

15

まとめ