社会福祉援助技術演習

友川 礼

 

T.講義概要

  介護福祉士としての実践活動に必要な対人援助技術について、ロールプレイやグループワークを通して体験的に学習する。演習を通じて、自分がどのような価値観をもった人間であるかを見つめ、それが介護サービスを行う上でどのような影響を与えるかを考える。

 

1.  履修の意義

社会福祉援助技術・介護概論・介護援助技術等で学んだ知識を土台として、介護サービスの幅を広げるために必要な人に関わる上での基本的な援助技術をマスターする。

 

2.  履修の内容

自己分析やロールプレイなど体験的学習を通じて、様々な援助場面に活用できる援助技術のトレーニングを行う。

 

3.  授業方法

教員のデモンストレーションをもとに学生間のロールプレイ・ワークショップを行う。また、他者の演習を観察し、記録の書き方やスーパービジョンの方法を学ぶ。

 

U.教科書と参考書

   指定なし

   参考書:随時紹介

 

V.評価方法や基準

   演習態度50点+試験50点

 

W.その他

  事前に、次回の講義テーマと参考文献を紹介しますので、予習を行なってください。

試験問題は、日頃の講義内容を出題しますので、参加していないと答えるのが難しいと思います。


授業計画

テーマ

授業項目

授業準備

オリエンテーション

「人と出会い・関わる」とはどういうことか?

ソーシャルワークの上達のコツと介護への活用法

シラバスを読む

コミュニケーション―基本編

自分のコミュニケーションパターンを知る

コミュニケーションに必要な条件とは何か(ビデオ)

日常会話を録音し、文字におこし、分析

非言語コミュニケー

ション

@ミラーワーク

A絵本を使った音声コントロールトレーニング

音声コントロールの復習

45

67

言語コミュニケー

ション

@促し・繰り返し・要約・質問の技法

A解釈・共感・保証・明確化の技法

Bコラージュ療法の活用・グループワークへの応用

C認知症の方とのコミュニケーションスキル

認知症のコミュニケーションの特徴を整理してくる

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ケースカンファレンス

プレゼンテーション

スーパービジョン

ビデオをみて初回面接とアセスメントを行う

カンファレンスの進行方法と留意点を学ぶ

アセスメントの結果をカンファレンスで発表する

 

スーパーバイザー・スーパーバイジの役割を学ぶ

カンファレンスの資料作成

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試験

 

 

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まとめ