■就職率
● 開校以来、毎年 100% 達成!
1期生から、5期生(平成17年3月卒業)まで全員が就職しています。

就職セミナー
1年次から就職セミナー、就職ガイダンスに参加し、早期に就職への意識を高められるよう計画しています。
特に就職セミナーでは、外部講師による求人情報、介護福祉士の資質と福祉現場で必要とする人材などについて、具体的な助言や就職活動の方法を研修します。
【テーマの一例】
 ・かながわ福祉人材センター 福祉人材課長
  「福祉を取巻く様々な動向」
 ・特別養護老人ホーム 芙蓉園施設長
  「今求められている介護とは何か」
  「採用され就職できる人とは」
就職ガイダンス
就職対策(受験、試験・論文・面接)の具体的な相談、助言など強力にバックアップします。

■就職先
・ 年々職種が増えています。
・ 就職先が多様で選択肢が豊富です。

@組織・団体
 行政・社会福祉法人・医療法人・財団法人
 株式会社・有限会社・NPO

A種別
 特別養護老人ホーム・老人保健施設・病院
 有料老人ホーム・ディサービスセンター・訪問介護事業


■卒業生からのコメント
介護職として活躍している卒業生の声が寄せられています。

主な仕事は指導、教育、相談、クレ−ム処理 1期卒業生 横田 寛
私が聖星を卒業して早いもので、3年が過ぎようとしています。この介護の仕事で最も
大切な事は人と人との信頼関係、つまり人間性が問われる業界だとつくづく感じました。
利用者は当然の事ながら、そのまわりにいる家族の方々との関わりも大切なことです。
又、他職種との連携も重要なことです。
聖星を卒業後、私は老人保健施設で約2年間勤務し、その後は現在の在宅サービスの事業所に在職しています。老人保健施設では日々業務に追われているのが現状です。
しかし、その業務の中で自分自身で目標を持つ事が大切だと思います。排泄、体位変換、入浴、食事その他様々な介護をする上で「なぜ、どうして」と常に疑問や問題意識を持っていけたら良いかと思います。その為介護職も医療、リハビリテーション、精神面などの知識もある程度身に付ける必要があります。利用者や家族の方々に対し、適切なアドバイスができ、より良いサービスが提供できるのではないかと思います。現在の在宅サービスでは介護という面では同じですが、施設とは違い利用者様と1対1で、住み慣れた自宅でのサービスとなる為介護方法にも工夫が必要となり難しい面もありますが、利用者様の要望にじっくり対応することが出来て、やりがいがあります。
現在私の主な業務はヘルパーのコーディネイト、指導、教育、相談、クレーム処理などです。現場に出る機会が少なくなりましたが、ここでもヘルパーや家族の方々との信頼関係が重要になって来ます。聖星を卒業後、進学、福祉施設、一般企業など介護関係の道は広く、これからの超高齢化社会には絶対的に必要な人材だと思います。どの道に進んだとしても、やる気を持ち常に問題意識を持って仕事に取り組んで欲しいと思います。    
今後何処の職場に行っても聖星の卒業生だと胸を張って言えるように、皆さんと一緒に信頼を築いて行けたら良いと思っています。
 株式会社シ−ン ケア・シ−ン蒲田 勤務


広い視野から《福祉》を考えていく 2期卒業生  青木 博行
 私は在学中より腰部椎間板を痛めてしまい卒業間際まで就職をどうするか悩んでいたが、先生からの紹介で有料老人ホームへ就職した。
 私はその施設で訪問介護員兼サービス提供者として勤めていたが、体調不良と腰痛とが重なり10ヶ月程の勤務で退職した。
 現在は横浜市戸塚区にある社会福祉法人聖ヒルダ会の一事業所である“横浜市平戸地域ケアプラザ”の通所介護部門で生活相談員として勤務し約1年2ヶ月となる。
 ケアプラザには在宅介護支援センター・居宅介護支援事業所・通所介護事業所・地域交流支援部門があり、地域の福祉・保健の相談窓口としての機能があり、横浜市の委託により法人が運営している。
 介護保険に関わるものばかりではなく、地域の人々の集まり(育児教室・料理等)や障害者グループとの交流やボランティア活動の支援の場として地域社会との交流が多々ある解放された施設を目指している。
 私が今の施設を選んだ理由としては、身体のこともあるが、在学中より相談援助業務を希望していたからである。だが実際に働いていると、利用者を中心にして、家族・他の福祉サービス事業所・医療・民生委員等の様々な地域福祉のつながりや、その間の連携がいかに重要であるかが感じられた。そして調整役の一人としての役割がある事が少しずつ理解出来るようになった。
 来年から社会福祉士の通信を始め資格取得を目標に、この勉強の機会に介護のみにとらわれず福祉全体を考えられるような柔軟性ある福祉観を持ちたい。そして福祉職として経験・専門性を深め幅広い視野から様々にある福祉ニーズ、地域福祉への理解を深めたい。


在宅介護の仕事に就いて 3期卒業生 三好 翔
私は、学校を卒業し、トータルケアサービスという在宅サービスの事業所に就職しました。
4期生の方々も、在宅実習を終えて、様々な経験や体験をしたかと思います。在宅では、一度利用者様の家に訪問すると、御家族の方がいらっしゃらない時や、利用者様が意思を伝える事が出来ない時などがあり、その時は、自分で判断をし、考え、時には決断をしなくてはいけない場合があります。とても責任があり、やりがいのある仕事だと思います。
私は今、障害を持った、二十歳の男性S君のサービスに良く入ります。S君は四肢体幹機能障害で障害者手帳一級を持っており、かろうじて動かすことの出来る両下肢を使い携帯のメールを打つことや、パソコンを使い、自分のホームページや音楽を作るなど、とても前向きに明るく生活しています。S君のサ−ビスは、基本的に生活をする事全般を提供しています。食事を作り、洗濯、居室の掃除、入浴などです。S君とは年齢が近いということもあり、話や音楽の趣味などがとても合います。何度もサービスに入っていると、段々[慣れ]が出てきてしまい、慣れすぎて利用者と介護者の立場の垣根を越えてしまう時が多々あります。介護において慣れは大変危険な事だと私は思います。普段気をつけていても、慣れが出てくると、利用者を危険な目に遭わせてしまう事があります。S君の入浴の時、S君を床から浴槽まで移乗する最にS君の足をドアや壁にぶつけてしまいました。怪我はしなかったのですが、もし打ち所が悪かったりしたら大変なことになっていたと思います。
私が思うには、慣れることは大切なことだと思います。利用者とコミュニケーションをとる時などとても大切です。しかし慣れすぎてしまうと、取り返しのつかない事になってしまう危険性も合わせて持っています。私は仕事をする上で何時も良い緊張感を持ち仕事に取り組むよう心がけています。
(株)テイ−シ−エス ト−タルケアサ−ビス勤務

現場に出て感じたこと 4期卒業生 佐藤 直樹
 卒業して2ヶ月がたとうとしていますが、この2ヶ月は、とても貴重な日々を送ることができました。
 学生生活の中での印象に残っていることは、施設や在宅での実習です。いつも実習の前は、心配と不安でいっぱいでした。しかし、先生の励ましや、友達の助言で、なんとか実習を終了しました。今、私はグループホームで働いています。初めて体験することばかりですが、学生の時に学んだことが、日々の支えとなっています。
 仕事に就いてからは、利用者に対してその場その場での対応に苦心しています。例えば、朝4時には起床し活動をする方がいらっしゃいます。できることなら、その方の望むようにしたいのですが、夜勤の職員の数が少ないため外に出られると困るので、「警備会社の人が、朝8時半にならないと鍵を開けてくれないので外には出られないのですよ」と説明して納得してもらっています。実際には、外に出ようと思えば、簡単に出られます。他にも、早朝は対応できないので、職員が揃うまで待っていただくことがあります。グループホームは、本来利用者が自由に過ごせるところですが、24時間を3交代で勤務しているため、利用者の方の希望にすぐ対応できる時間帯と、できない時間帯があります。できない時間帯は、臨機応変に対応しなければなりません。学校で勉強した利用者本位の介護を実践したいと思っても、できないこともあるのが現状です。
 グループホームの職員の1人として、毎日がハラハラ、ドキドキの連続ですが、学校で学んだ基本を大切にして早く仕事を覚え、利用者に喜んでいただける介護をしていきたいと思います。

就職活動を通して 高橋 生磨
 私の就職活動の初めは特別養護老人ホームでの面接試験でした。緊張のためかあまり質問に対して応えることができずうまくいきませんでした。その時に感じたのは、限られた時間の中の面接で、いかに自分をアピールすることが大切かということです。面接での質問内容次第で、運良く自分の強みを最大限アピールできる場合もあれば、返答の仕方によっては、自分の弱みをさらけ出さざるを得ない場合もあります。しかし施設見学などを通じて、積極性・協調性・責任感・コミュニケーション能力・問題解決能力などをアピールすることもできます。
 一回目の受験での面接の失敗を反省し、二回目の面接に臨みました。この面接での質問内容は、私が考えていたことと重なり、スムーズに回答できるものばかりでした。そして、合格することができました。もし、自分が準備していない違う質問をされていたら、言葉に詰まってしまったり、何となくあいまいな回答しかできなかったと思います。この就職活動を通して学んだことは、内定をもらったから結果オーライだといって油断してはならないということです。そして、これから責任ある社会人としての自覚を持ち、常に勉強していこうと思います。
 また、介護福祉士として、利用者の方の身体的、精神的苦痛を理解し、様々な視点から考え、その苦痛を軽減していくことが大切だと考えています。常に日頃から問題意識を持ち、利用者の方に安心して、充実した生活をしていただくよう、あらためて今後努力していこうと思いました。